シンスプリントと鍼灸院

 運動部だった私は、部活で走ることが多く、すねの炎症である”シンスプリント”と診断をされました。病院からは「部活を休め」と言われ、湿布を出されてだけの日々。ある日「これではいけない」と思い先輩に相談をしたところ、「大学の近くに鍼灸院があるからそこへ行ってみろ」と言われ、行ってみることにしました。

先輩に言われて行った鍼灸院

 鍼灸院は『暗い、古い民家のような所でやっている』というネガティブの印象を持っていましたが、そこは、とても明るく美容室のような印象で大変快適でした。まずは受付で症状や気になること、いつから痛かったのかなどといった問診票を提出しました。その間、アロマのリラックスできるような心地よい香りがずっとしていたことを覚えています。

 先生は男性でやや若く、小柄でお洒落な雰囲気だったこともあり、驚きました。物の言い方も優しく、診断されたシンスプリントについて細かく説明してくださり、さらには専門書のようなものまで見せていただきました。十分に症状を理解したのち、治療内容の説明を受けました。「鍼治療は大変効果があり、思っているよりも痛くないですよ。一緒にストレッチやテーピングもやってみましょう」ということをおっしゃっていました。大変丁寧な説明だったこともあり、私自身納得がいったため、早速治療を開始しました。

 そこでは鍼、電気鍼、ストレッチ、テーピングを行いました。鍼治療ではすねに5本くらい鍼を打ってもらいました。注射とは全く違い、刺さっているかなと感じる程度のものでした。「男性で大学でスポーツをしているから、筋肉がしっかりしており、痛みを感じやすいタイプだ」とおっしゃっていましたが、そんなことはありませんでした。中国の鍼治療のようなぶっとい物を刺されるかと思っていましたが、そんなことはなかったので安心したのをしっかりと覚えています(笑)。

 電気鍼は、鍼に電極をつけて直接筋肉内に電気を流しむという治療法でした。昔、電気治療は受けたことがありますが、それよりもさらに直接筋肉を治療している感じがしました。

 その後は、先生が「ストレッチをしましょう」といって、ベッドでハムストリングスやふくらはぎのストレッチを10分程度していただきました。自分でできる方法も教えていただき、部活に顔を出しては、隅っこの方でやり込みました。筋肉に沿ってテーピングもしてもらい、当時スマホで写真を撮って部のトレーナーにも同じものを行ってもらいました。

丁寧な対応とその後

 治療後の印象は、すねのずきずき感が少なくなったというものです。「1回で治るものではないから」とのことだったので、週1で通いました。その後は徐々に回復していき、ひと月程度で軽く走れるようになったのは嬉しかったのを覚えています。その後も先生と相談しながら部活の練習メニューを増やしたり、内容を変えたりして、負荷を上げていきました。結果、2ヶ月通ってようやく完治と言われ、無事部活にも復帰することができました。『ここまできめ細かにやってくれるのか』という印象でした。

 鍼灸院はなんとなく行きにくいという先入観を取り払ってくれただけでなく、二人三脚で復帰までサポートしてくれる、そんな場所でした。

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